高校を卒業してから、飛び込み営業やルート営業、住宅関係の現場管理や資材配送など様々な仕事を経験しました。その間に家族もできたので、経済的にも安定した仕事を探すように。大型運転免許なども取得していたので、ドライバーの仕事に就こうと考えていました。しかし、配送先や交通事情などで帰宅時間が変動したり、時には何日も家を留守にすることになるということで、迷ってもいました。
そんな時に、祖母が知り合いに私の仕事の相談してくれていたようで、そのうちの一人からふじ環境保全を紹介されたのです。話を聞いてみると、ドライバーの仕事のように仕事量によって収入が変動することもありませんし、何より「毎日決まった時間に出勤して、決まった時間に家に帰ることができる」ことが、私にとっては大きな魅力で、すぐに入社を決めました。

私が現在担当しているのは、浄化槽の維持管理という業務です。浄化槽というのは、下水道が整備されていない個人宅及び商業施設や公共施設などに設置されている、微生物の働きなどを利用して汚水を浄化し、きれいな水にして放流するための施設です。
基本的に私とアシスタントの2名で、お客様を訪問します。浄化槽周囲を清掃して、点検作業を開始。いくつかの点検項目が決められた数値を満たしているかを確認し、問題がなければ消毒薬を補充します。水質に異常があれば、改善のための作業を行います。最後は、フィルターや浄化槽の清掃を済ませて終了となります。
ここ燕市ではまだまだ浄化槽を使用しているところが多いですし、浄化槽自体も多機能化・高度化しているので、これからもさらに必要とされる仕事です。

私の仕事は、一般的な認知度はとても低いと思います。おそらく仕事をしている現場を見ても、何をしているのか分からないかもしれません（笑）
ですが、実は資格がないとできないくらい大切な仕事なのです。微生物についてや薬品についてなど科学的な知識も必要ですし、エコロジーや安全性の意識が高まるにつれて浄化槽の機能や性能も上がっており、知識や技術もより求められます。私たちがいるからこそ、多くの人々に安心で安全な「綺麗な水」を届けることができていると自負しています。
たまに訪問先のお客様から「ありがとう」と言われたり、お茶を出していただりすると、頑張りが報われた気がして嬉しくなりますね。

浄化槽の点検周期は、週1回、月1回、3ヶ月に1回など、大きさによって法律で定められています。しかし、この周期内で点検業務を行うことさえできれば、自分が担当しているお客様に関しては、日々の訪問スケジュールを自分で組み立てることができます。
もちろん、訪問先で急なトラブルに対応したりと不測の事態もあり得ますので、ムリな予定は組みません。ですから、精神的にも肉体的にもほとんど負荷を感じることなく毎日を過ごしています。
また、会社の方針としても、できるだけ残業をせずに定時で帰ることを重視してくれています。毎日決まった時間に家に帰ることができるという、私の望み通りの環境です。

残業がないことなどは、先に述べたとおりですが、この会社の魅力はそれだけではありません。従業員同士の助け合い意識がとても高く、急な休みや早退などがとても取りやすいのです。「急な予定が入って明日休みたい」「子どもが体調を崩して、学校から迎えに来てくれと言われた」など、新人もベテランも関係なく気軽に言えるのは、他にはあまりない環境ではないでしょうか。
ふじ環境保全には、資格がなくてもできる仕事もありますし、知識や経験なんかは全く不要です。働きやすい環境で、社会貢献に関わる仕事がしたいと思っている方、ぜひお越しください。